シェアオフィスのメンバー紹介 第1弾 〜合同会社起差点〜
STARTBASEQは軒先スペースのレンタルだけではなく、奥はカジュアルなシェアオフィスです。
シェアオフィスにした理由は「シェア」することで地域の小さな団体や事業者が低いコストで場所やネットワークを共有するためと、間口が細く奥に長いスペースを有効活用するためです。
そのため色々な人が出入りしており、その分生まれる出会いがあります。
現在弊社も含め4組の方が入居しています。さて、これからシェアオフィスのメンバーのみなさんを順々に紹介します。
合同会社起差点のご紹介
ではまず今回は第1弾として合同会社起差点さんをご紹介します。2022年3月からメンバーになりました。

仕事内容は移動支援サービス
障害のある方の移動支援事業「移動サービスきっさてん」を運営しています。学校や施設への送迎のほか、買い物、美容院、スポーツや映画鑑賞にもヘルパーが同行して、障害のある方の移動をサポートしています。
サービスを利用するのは主に知的障害の方が多いそうです。軽度の方はバスの乗り降りでの支払いなど、ちょっとした手助けさえあれば行動の範囲がぐっと広がる方も多いそうです。そして障害のある方の家族もその時間は休むことができます。暮らし全体を支える不可欠なサービスです。


起業のきっかけ

代表の小幡寛(おばたひろし)さんは、社会福祉法人で15年勤務してから、2020年2月に一番小さな規模で運営できる福祉サービスの事業所として「移動サービスきっさてん」を開始しました。人手不足と言われる業界で自分の力を試してみたいという気持ちと、自分の住んでいる鶴見区で地域密着で始めたいという思いがあったそうです。
STARTBASEQを利用される理由
STARTBASEQをシェアオフィスとして使ってみてどうか、お聞きしてみました。
動機
Q1)STARTBASEQを選ばれた動機は何でしょうか。
A1)自社だけの事務所をもつよりも、色々な人が訪ねてくるので地域との接点が持ちやすいと考えました。使いやすい値段も魅力でした。
利用方法
Q2)どういう風に使われていますか。
A2) スタッフ2〜3人で事務作業をする場所として週に3回程度利用しています。
また、月に1回程度、商店街に面した軒先スペースを利用してガイドヘルパー募集説明会も開催しています。チラシを配ったり、興味をもたれた方にヘルパーの仕事をご説明したりしています。


使いごごち
Q3) STARTBASEQを使ってみてどうでしょうか。
A3)これまでリモートで各自でこなしていた作業を顔をあわせて行うようになり、便利になりましたし、コミュニケーションが活発になりました。
またスタッフ同士だけはなく、他の出店者さんや地域の人とも一緒に会話をするので、予期していなかった交流が生まれています。その結果、スタッフの間でも上下関係ではなく自由でフラットな雰囲気が生まれています。そこから色々なアイデアが生まれる予感があります。
課題
Q4)今、一番取り組んでいることは何ですか。
障害のある方やそのご家族からの同行の依頼は多いのですが、ヘルパーの数が圧倒的に足らずに依頼を断り続けている状況です。ヘルパーの確保が一番取り組みたいことです。
福祉業界の方だけではなく、経験のない主婦の方やシニアの方にもぜひやっていただきたいです。隙間の時間で働くことができ、人に貢献することができます。
そのために商店街の軒先で募集説明会を開いたり、ブログを開設したりと、日々知恵を絞っています。
終わりに
小幡さんは柔軟なアイデアマン。できるだけ小さく仕事をしたいとおっしゃっています。その分、他の団体や事業者とのコラボレーションがたくさん生まれていきそうです。他にない個性をもつ事業所としてこれからも発展していかれるでしょう。
STARTBASEQは全力で応援しています。
※ STARTBASEQのシェアオフィスは現在満席です。