お店づくりのアドバイス 自宅プリンターでもできる店頭POPの文字について意識したいこと

今日は店頭に出すPOPのお話をしたいと思います。軒先ショップの出店をご準備されている方は参考になさってください。

別の目的で通りがかる人が多い

商店街を通る方は別の目的で来ている方が多いです。郵便局へお使いやスーパーでの買い出しなどです。駅まで向かう方もいれば、勤め先から家に帰る方もいます。その途中で STARTBASEQを通りがかります。しかも観光地ではない日常の商店街なので、せわしない気持ちでいることが多いでしょう。

ここがイベント会場と違っているところです。他の目的で来ている人に足をとめてもらうためにはどうしたらよいか、工夫が必要です。

店の前を通り過ぎる時間はたった5秒

お客様が歩いて通りがかるとします。測ってみると店の前を通る時間は約5秒でした。自転車ですとさらに速くなりますね。

その間に気づいてもらい足をとめてもらうには、しかるべきインパクトをもたせ、伝え方を意識することが必要になります。

フォントは大きく

では、具体的に表にPOPやポスターを掲示する場合のことを考えてみましょう。どのくらいの文字の大きさが適切でしょうか。

「ワード」のソフトを使い自宅でPOPを作成する方がいらっしゃいますので、例えばA4・1枚で「相談会」と書いたとします。この場合のフォントの大きさは200です。これを店頭に張り出してみましょう。

フォントは200。1枚にまとめた。

いかがでしょうか。文字が小さいことと白い余白が間延びしていて、全体的にやる気がない印象がします。

それではこちらはどうでしょうか。

A4・1枚に1文字ずつ印刷して、段ボールに貼り付けました。フォントの大きさは500です。

フォントは500。1枚に1文字。

いかがでしょうか。やっぱり文字は大きい方が目に止まりますね。

自宅プリンターでもここまで違いは出せます。意識してみてください。

色も工夫しよう

次はPOPの色を比べてみましょう。赤い文字でも作ってみました。

黒と赤ではいかがでしょうか。どちらが目に留まりますか?

いかがでしょうか。私は赤の方が感情が動くかなと思います。黒は真面目ですが赤の方がワクワクします。

赤や黄色は人の注意を喚起する色と言われています。色が気持ちに与える影響は大きいのでぜひ配色にも気を配って作ってみてください。

目線の高さを意識しよう

最後にPOPを設置する高さによる違いを研究してみましょう。

まずは目線より少し下に配置しました。

次に目線の高さに配置してみました。

いかがでしょうか。後者の方が目にとまりやすいと感じませんか。見ようと思っていなくても自然と目に入ってくる感じがします。お客様が認知しやすいように目線の高さも意識してみましょう。

写真をとって客観的に眺めてみよう

このように表に張り出すPOPの文字だけとってみても、工夫の余地がたくさんあります。

一度店頭ディスプレイを作ったら少し離れたところから写真か動画を撮影してみてください。通りを歩くお客さんになった気分で撮影してください。自分のお店がどんな風に見えているのか、客観的に点検できるのでおすすめです。


上記のことを動画で撮影したバージョンも一応掲載しておきますね。通りがかる人の目線で撮影しました。話の補足程度にご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です